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Data
■開催日時 平成15年2月14日(土)
■テーマ 魚の仕込み
■開催場所 輪島崎町
■開催時間 10時〜12時
■天候
■参加人数 19名
■案内人 新木順子さん(輪島崎婦人部 代表)
■コーディネータ 水野雅男さん((有)水野雅男地域計画事務所所長)
■回遊ルート みなと公民館(集合)→冷蔵施設内いけす→網仕事→万正さん作業所→宮下さん作業所→二木さん作業所(いわし寿司)→金比羅宮→輪島験潮場→聖光寺→松下さん作業所(カジメ)→みなと公民館(解散)

Contents
第5回目は、参加者からリクエストの多かった輪島崎町をもう一度探検しました。まず立ち寄ったいけすにはたくさんの魚が泳ぎ、新鮮さを保っていました。その脇では、漁師たちが漁に使う網に開いた穴を直す作業が行われていました(写真@)。天気のいい日には漁師仲間が集まり、破れた穴を直しながら、網は大切に使われます。漁師町では見慣れた光景でしたが、参加者には新鮮だったようで、網に使われている素材(ナイロン)や漁師の生活についての質問が多く飛び交っていました。

網仕事から少し離れたところでは、慣れた手つきで魚を捌いていた万正さんに出会いました(写真A)。80歳代とは思えない若々しさで手際よく作業している姿が印象的でした。独特の方言での説明は温かみと親しみやすさがあり、惹き込まれてしまいました。作業に使っている包丁を見せてもらうと10cmほどの短いものでした。もともとはもっと長いものだったのが、毎日の作業ですり減り、1年ももたないということでした。

次に見学した二木さんの作業所では、イワシ寿司に使うイワシをちょうど捌いているところでした(写真B)。このイワシ寿司は酢でしめたイワシにおからをつめた料理で輪島の郷土食でもあります。衛生上の理由などもありイワシにおからをつめる作業は人が出入りしないところで行われるそうです。

輪島崎町は住宅が密集し、細い小路が多くある街なので、聖光寺までは小路を通ってみることにしました。山に向かって歩いていくと海が一望できる景色が広がっていました。

聖光寺では、毎年2月15日に行なわれている「犬の子まき」の由来などを聞き、参加者は、地元に住んでいながらも知らなかった話に関心を持ったようすでした。
↑写真@ ↑写真A ↑写真B