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Data
■開催日時 平成16年4月10日(土)
■テーマ 報告会・木
■開催場所 ふらっと訪夢2階・一本松公園
■開催時間 11時〜13時30分
■天候
■参加人数 24名
■案内人 酒谷伸彦さん(鵠巣園芸センター 代表)
■コーディネータ 水野雅男さん((有)水野雅男地域計画事務所所長)
■回遊ルート ふらっと訪夢2階→一本松公園

Contents
今回は、12月から3月まで8回行ったまちなか探検隊の報告会と、一本松公園で木についての探検隊を行い、最後はみんなでお花見をしました。

ふらっと訪夢2階での報告会では、コーディネータの水野雅男氏に各回ごとの特徴や、その時々のエピソードなどをスライドを交えて総括してもらい、参加者には今まで参加した回に挙手してもらい、特に印象に残ったことなどを発表してもらいました(写真@)。ある方は、河井町周辺の浜屋造りの建物を見て歩いた第6回に参加したことで、家を敷地面積いっぱいに建てるのではなく、セットバックして空を見えやすくまた庭木を植えるなど街並みにも配慮していることなどを初めて知って、私達は住み良い家を求めがちだが、自分の敷地の中だけのことではなく全体的に家を見るようになったとおっしゃっていました。
当日配布した探検コース一覧表やスライドを見ながら、参加者は自分が今までに行ったところ、また行っていないところにも想いを馳せながら、今後行ってみたいところなどを検討し合いました。

一本松公園に場所を移し、満開の桜の木の下を散策しながら、周辺の木について案内人の酒谷さん(鵠巣園芸センター 代表)に詳しいお話をうかがいました。一本松公園には何百本もの桜が植えられていますが、中でも‘輪島大菊八重桜’という輪島の地の桜の木があることには参加者も驚いていました。水がきれいなところでしか育たない水芭蕉を最近植えたという沼地では、小峰山からの湧き水が少しずつ流れ出ていました(写真A)。5年後にはこの沼地が水芭蕉でいっぱいになるとのことで、今後が楽しみです。松陵中学校下の多目的広場では、枝垂れ桜が満開でした。坂の上から周囲を見渡すと、ソメイヨシノのピンクと枝垂れ桜の少し濃い目の桃色が重なり合って、辺り一帯が桃源郷のようでした。それから一本松ゲートボール場手前から下っていきながら、海岸線に多いというタブの木やマユミ、ハギ(写真B)、神棚に飾るヒサカキ別名本サカキ(写真C) や、公園などにはめったに植えられないというシキミ(写真D)という木も見ました。この木は、実が猛毒なので、子どもが間違って持って帰ったりしないよう、酒谷さんは参加者みんなに注意を呼びかけていました。それから、松の木肌には松くい虫の薬を注入した後がありました。1度病気にかかったものは治らないので予防薬として、何年かに一度注射してやるそうです。また、病気の木をほおっておくと木全体が弱ってくるので、病気に罹ってしまった場合はその部分を切りとってやるそうです。

探検隊のあとは、今まっ盛りの桜の木の下でお花見をしました。桜の木もそれぞれに旬の時期があるとのことで、今満開なのはソメイヨシノ。(5月の連休あたりに見頃を迎えるのはヤエザクラ。)ピンクの海の下で各自持参のお弁当を広げて、わきあいあいと花見を楽しみました。参加者からは、外でのお花見は毎年やって欲しいとの声も聞かれました。
↑写真@

↑病気の木 ↑写真A
水芭蕉が植えられた沼地には湧き水が流れ出していました。
↑写真B

↑写真C ↑写真D