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Data
■開催日時 平成15年3月27日(土)
■テーマ 山野草
■開催場所 輪島崎町
■開催時間 10時〜12時
■天候
■参加人数 34名
■案内人 中村八州子さん(輪島山草愛好会 会長)
■コーディネータ 水野雅男さん((有)水野雅男地域計画事務所所長)
■回遊ルート 輪島前神社(集合)→竜ヶ崎灯台→鳳来山公園(解散)

Contents
第8回は暖かい陽気に誘われて今までで最高の34名の参加者で探検が始まりました。山野草をテーマに今まで名前の知らなかった植物や、その植物の咲く季節・場所などを少し季節を先取りして、教えていただきました。

まずは今回の案内人である中村八州子さんの自宅に咲いているシュンランなどを見せていただいた後、海岸に向かって歩いていきました。金比羅宮のある付近では、夏頃にホタルブクロがよく咲くそうです。また赤い色をした小さな花をつけるコオニユリも見ることができます(写真@)。鴨ヶ浦の崖では丸葉で一つ一つの花の色が微妙に違うウツギという木があり、花が咲くととても鮮やかで目を惹くそうです。鴨ヶ浦にある句碑のそばではオドリコソウと呼ばれる白い花があり、花を吸うと甘い蜜の味が口の中に広がっていくそうです。参加者の皆さんも知っている人が多い植物でした。そのまま木の葉トンネルをくぐりぬけた岩場ではナデシコが咲くこともあるそうです(写真A)。岩場に咲くのは珍しいとのことでした。その向かいの崖にも夏にはナデシコが見られるということで、参加者は夏が待ち遠しいといった様子でした。その少し先の崖には洞穴のようなものがありました。ぽっくり洞穴と通称で呼ばれている怪しげな穴は、以前海水浴の際に脱衣場として使用していたこともあるそうです。今では近所の老人が毎日お地蔵さんにお参りに来ているということでした。普段何気なく通っている道にもおもしろいことが多く発見でき、笑い声の多い探検が続きました。洞穴のそばには青い小さな花をつけたイヌノフグリが咲いています。また、同じところにハマカンゾウ(写真B)という青々とした草が生えていて、行者にんにくのように食べることができるそうです。行者にんにくとは違い匂いもなく、おひたしのように食べることができると知り、皆さん感心していました。坂道を登り竜ヶ崎灯台のある日和山へ向かいました。山からは海岸が一望でき、澄んだ海がきれいに見えました。ちょっとひと休みしながらさらに上にある方角石や景色を楽しむ参加者もいました。日和山には、つくし(写真C)やふきのとうはもちろん、バラ科のハマナス(写真D)がありピンク色の花が見られるそうです。当日はやわらかい新芽が出始めていました。

日和山を下り、さらに正面にある坂道の桜のつぼみを横目に登っていくと鳳来山公園があります。今までよりさらに見晴らしがよく、階段で咲くスミレが参加者を出迎えてくれました(写真E)。今回は花が咲く前に探検を行いましたが、好天や中村さんの分かりやすい案内に参加者の皆さんは季節ごとに変わる海岸沿いの草花を思い描きながら、いつか今回の草花を見に来ようと楽しみはあとに残していました。

↑写真@ ↑写真A

↑写真B

↑写真C ↑写真D ↑写真E